会社設立をして運営するために必要となる、運転資金

青色申告が有利

株式会社を設立したら青色申告が有利

株式会社を設立すれば会計処理を行っていかなければなりません。その目的は、事業がうまくいっているかどうかを判断することもありますが、税金を正しく納めることも目的として上げられます。税金は、事業年度が終わってから、その事業年度で発生した利益に対して課税されますから、その後に納めることになりますが、株式会社を設立した人の多くは青色申告を選択しています。そのメリットはというと、税制面での優遇が受けられることです。

まず、欠損金を7年間繰り越すことができます。例えば、初年度が100万円の赤字で、2年目が200万円の黒字だったとしましょう。事業年度ごとに課税されるとすれば、2年目には200万円に対して税率を乗じた金額を納めなければなりません。しかし、繰り越しができた場合、1年目の100万円の赤字を2年目の利益から差し引くことができますから、2年目は利益が100万円と見なして課税されます。

200万円の利益に対する税額と100万円の利益に対する税額を比較すれば、どちらが有利なのかが分かるでしょう。ほかにも、30万円未満の資産を購入した際に、減価償却せずにその事業年度の経費にできるという優遇もあります。通常は、資産価値のあるものなら過年度にわたって経費化していくことが求められます。しかし、青色申告をしていればその事業年度の経費とすることができるわけです。

ですから、利益の見通しが立って、いくらか黒字になるだろうと思ったときには、いずれ必要になるものを先に購入しておくことによって税額を減らすことができます。ほかにも中小企業なら機会やソフトウェアなどを購入した際に、その7%を税額から控除できたり、従業員に対する教育訓練費の額が増加した際に、増加額の25%の金額を控除できたりと、様々な優遇を受けることができるのです。ただし、そのためには帳簿を正しくつけることが求められますし、帳簿を一定期間保存することが求められますから、事務作業の面でのデメリットはあります。

株式会社を設立して青色申告をすることによって、メリットもデメリットもありますが、事務作業については税理士に委託するなどの方法で軽減することは可能です。メリットとデメリットを比較して検討することは必要ですが、株式会社を設立することが必要になるくらいの事業規模であれば、多くの場合には青色申告を選択することによるメリットがデメリットを上回ります。”